7月11日(木)の3,4校時にアフリカンアートペンキ画家の「SHOGEN」さんをお招きして「令和6年度キャリア教育講演会」を実施しました。「生きることへの喜びと感謝を」というテーマでお話をしてくださいました。「SHOGEN」さんは京都府の生まれで、大学卒業後、化粧品会社に勤めていましたが、ある日の日曜日、京都の雑貨屋でアフリカの方が書いた1枚の絵に出合い、大きな感銘を受け、翌日には会社に退職届を出し、1カ月後には、アフリカで絵の先生に弟子入りし、画家を目指したという異色の経歴の持ち主です。アートだけでなく、その村での生活の中で「生きる」とは、「働く」とは、「学ぶ」とはについて数多くの示唆を受けています。講演会では、ブンジュ村幸せの3か条「①ご飯を食べることに幸せを感じているか」『②「ただいま」といったら「おかえり」と言ってくれる人がいるか』「抱きしめられたら温かいと感じる心があるか」などといろいろな経験談を語ってくれました。村長さんに「二日前のお昼ご飯は覚えていますか?」「覚えていないないなら、SHOGENにとって食べることは作業なんだね」と言われたことなど、作品を交えながらお話しして頂きました。生徒の皆さんも「SHOGEN」さんの話に集中して聞いていました。最後に生徒を代表して3年生のさほさんから、「自分の心がそこにある。心の寛容が大切だということ」「これからは小さな幸せに目を向けながら、感謝の気持ちをもって過ごしていきたい」というお礼の言葉がありました。生徒個々にもそれぞれ感じるものがあったと思います。
日々の活動
第1回弁当の日
弁当の日に向けて
令和6年度進路学習会
「高校への関心を高め、進路についての意識向上と自己の進路決定を行えるよう支援を図る」目的で、7月4日(木)午後より、進路学習会を開催しました。当初は体育館にて開催を予定していましたが、熱中症などの健康管理も含め、教室での開催となりました。3年生は1クラスに全員集まり対面で、1,2年生はリモートで実施しました。辺士名高校、北山高校、名護高校、北部農林高校、名護商工の5校の県立高校が説明を行いました。前半は全体に対して、各高校10分程度説明を行い、その後小グループに分かれてディスカッションを行いました。1,2年生は前半の全体説明をリモートで視聴しました。どの高校の先生方も自校の説明を熱く、丁寧に説明されたのが印象的でした。また、本校の生徒も集中を切らさず熱心に聴き、ディスカッションでは質問など積極的に行い、さらに理解を深めているようでした。保護者の皆さんも何名かお見えになり、高校の説明会に参加なされていました。家庭での話し合いも大事にしながら、自身の進路決定にぜひつなげていければと思います。
全校レク大会
6月28日(金)に、本校体育館にて「運動会が延期になったことへの代替、縦割り班の連帯、団結を深める」ことを目的にレク大会を行いました。生徒会執行部を中心に計画し、6チーム対抗でバレーボールを行いました。各チームとも男女混合編成で楽しくレク大会を行いました。笑顔や歓声があちらこちらであり、楽しいひと時を過ごしました。優勝は「モモ」チームでした。MVPには、1年男子、れんさん、1年女子、うみかさん、2年男子、しゅうたさん、2年女子、さくらこさん、3年男子、いくるさん、3年女子、るなさんでした。優勝チームの皆さん、MVPを獲得した皆さん、おめでとうございます。また、執行部の皆さん、体育委員の皆さん、準備、進行まで ありがとうございました。
PTA美化作業
第4回校内研修会
6月26日(水)に、校内研修として3年B組を対象に崎原瑞恵先生が社会科の授業を行いました。当日は本校職員はもちろんですが東江中学校より7名の先生方と2名の教育実習生も参観を行いました。サザエさんやちびまる子ちゃん、クレヨンしんちゃんの家族写真を見ながら、今の家族構成と比べたりしたり、「少子高齢化についての現状と課題を知り、その解決方法について考える」をねらいとして、授業を行いました。グラフや教科書の資料をもとにペアやグループ学習を行い、「国頭村の人口を増やすためにはどうしたらいい?」をジャンプ課題として取り組みました。どのグループも真剣に課題に向き合い、話し合いをしながら解決方法を模索していました。3年2組さん、最後まで集中を切らさず、研究授業への協力ありがとうございました。その後先生方は授業研究会を行い「学び」についてさらに理解を深めました。
国頭村歴史講話(1学年)
平和の詩の朗読
「平和について考える」をテーマに平和の詩の朗読を通して「平和とは何か、自分にできることは何か」を考える機会として、6月21日(金)の朝の読書の時間を活用し、朗読を行いました。朗読者は図書委員会の桜夏さんで、「第34回児童生徒平和メッセージで平和の詩」に選ばれた、「宮古高校3年の仲間友佑」さんの詩の朗読を行いました。桜夏さんのしっとりした、聞きやすいテンポの話し方で、どの教室でも、真剣に耳を傾けながら聞いている生徒の真剣な姿がありました。慰霊の日を前に「平和について考える」よい機会となりました。令和6年度国頭中学校平和学習
平和教育講演会
6月19日(水)に、国頭村奥間の出身で現在90歳になる大田吉子さんを講師に「平和教育講演会」を開催しました。吉子さんは太平洋戦争の時、家族で奥間の山奥に逃げ込んだけれど、食べ物がなく夜、集落に行き、食料を探し回ったことやカエル、バッタ、ネズミなども貴重な食料として食べたこと、飛行機の爆撃で同級生が亡くなったことなどたくさんの経験を話してくれました。また、最近では終戦の頃、読谷から避難してきた家族が着物と交換に米を頂きたいと言って、吉子さんの母がお米を分けたことやその当時の着物が大事にしまってあって、最近、その家族に会えたことなどを話してくれました。とにかく「戦争は絶対にしない」「皆さんもこれだけは絶対にしないでください」を強く語っていました。本校の子どもたちも最後まで集中して吉子おばあの話を聞いていました。きっと何か心に残ったことだと思います。吉子さん、貴重なお話ありがとうございました。いつまでもお元気でいてください。